「生きる」ボランティア

神戸・六甲道リサイクルショップ「オレンジスリフティー」のブログです。



こんにちは!トミです。


今日は、真面目に・・・(いつもおバカな事言ってますが(^_^;))


私の母は、昨年、癌が見つかり、大きな手術を2回しました。


周りの私達もショックでしたが、何より本人が一番ショックだったはず・・。


病気なんて、ドラマで見ても「ふ〜〜ん」って感じで、まさか自分達に降りかかってくるなんて、
日常では考えられないですもんね。いつも、他人事って思っている自分がいました。


でも、そうじゃない!いつまでも健康でいられる訳もないみたいで・・。


半年程は、ご飯を食べるのも、口を開けばやれ「しんどい」やら「気分悪い」やらで、何を言っても私達がその辛さも理解できる訳でもなく、出来る事は愚痴を聞いてあげるくらい。


「なってみないと、この辛さは分からん」


そりゃ、そうですよね。将来に期待持って〜とか、言った所で、そう簡単に割り切れないし、現実は毎日を精一杯生きる事しか考えられないだろうと思う。


今は抗がん剤の治療で、髪もすっかり抜けてしまって「お爺ちゃんみたいやな!」って冗談も言え、ご飯もしっかり食べれるようになってきましたが、離れて暮らしてると、一人で大丈夫かな?って心配になります。


昨日、その抗がん剤の治療の日で、素敵なプレゼントを手に抱えてました。

「おかげんいかがでしょうか?
   帽子はできないけれど・・
    元気印の方が折り鶴をつくり参加してくださってます
         みんなのパワーが届きますように♪ 加古川タオルぼうしの会」と、手紙を添えて。


涙が出そうになりました。

治療を続けて、復帰された方が「病気の時私が欲しかった物」だったであろう、タオル地の帽子を一針一針、心こめて作られて、今治療されてる方達に励ましてくれてる。

90歳になるお婆ちゃんが「私に続けて生きて下さい」と鶴を折られてる・・。

人を思い、思われるって、こういう事なんでしょうね。

そして何より、頑張って日常生活に戻られている方がいる!って事も大きな励みになりました。

「なってみないと分からない」って言った母の言葉も、この活動をされてる方達は理解されてる訳だし・・。


ボランティアは数あれど、名前ばかりが先走りしてしまってるモノも、少なくはないはず・・。

自分に出来る事は?伝えたい事は?私も人間として、「生きている」ボランティア、大事にしたいって思いました。